岩国フレンドシップデー2017に行ってきた その1
日時:2017年05月05日 場所:山口県岩国市 イベント名:岩国基地フレンドシップデー2017
愛媛の松山から岩国に行くためには、瀬戸内海を超える必要がある。 電車かバスか、それとも船で行くか方法は色々だ。
だが、ネットで見ると地獄だの苦行だの散々描かれているので、初めて行くことも考慮し、松山陸海トラベルのツアーで行く事にした。 松山市駅と三津浜港の2つの乗車地点が選べたが、家に近い三津浜港にする事にした。 朝6時、三津浜港から松山陸海トラベルのツアーバスに乗って岩国を目指した。 途中、来島海峡SAと小谷SAに立ち寄りWC休憩を挟んだ。 岩国市に到着したのは、10時30分を過ぎた辺りだった。
既に航空祭自体は始まっている時間である。
ネットでは基地周辺はものすごい人で、基地内も地獄の黙示録だという記事を見ていた。
道も混んでいたが、バスが動かない程ではない。歩道を歩いている人を追い越しては、また同じ人に抜かれてゆく。そして、またバスで追い越すといった具合だ。
バス用の入り口は少し混んでいたもののそこまで渋滞している訳ではなかった。 基地内に入ると、軍用犬がバスの下を調べ始めた。 検査をパスしたバスは、そのまま広大はエプロンへと進入した。 同じバスに乗り合わせていた人々から、驚きの声が漏れた。 何と、日本全国の観光バスが集結していたのだ。100台を超えるバスだ。 11時20分頃、漸くバスを下りて会場に向け歩き始めた。
10分程歩くと、いかにも軍事的な構造物が見えてきた。 ミュージカル、ミス・サイゴンでヘリコプターが降下してくるシーンに出てきそうな建物だ。
鉄塔まで結構そっくりである。
ここを通過すると、大きな広場に出る。
そこには子どもたちの大好きな巨大な風船トランポリンが沢山置いてあった。
そういう年頃ではないので、トランポリンは通過した。
更に5分程歩くと、漸くメインの会場にたどり着く。 ここには航空自衛隊のF-15JやAH-1S、シコルスキー等各種が展示してある。 奥にはオスプレイやF-35Bなども居る。
少し前に善通寺でも見たAH-1Sコブラ。 一緒に来ていたマイマザーは、初めて見たので、その幅の薄さに驚いていた。
丁度、米空軍F-16のデモが始まった。 適当な場所を見つけ、持参していた折りたたみ椅子を展開した。
航空祭という性質上、上が見えればどこでも見れてしまうのはありがたいと思った。
とんでもない轟音を響かせてF-16が上昇していく。
空全体が巨大なスピーカーなんじゃないかと思うほど、空間全体が音を発しているような印象である。
多分、今まで聞いた轟音の中で最強だと思った。
F16は宙返りをしたり、目の前を超高速で通過するハイスピードパスを披露したり、楽しませてくれた。
丁度、ここで午前の展示が終了。 マイマザーは一番端まで行ってみたいと言い出したので、椅子を片付けて自衛隊の方へ向かった。
海上自衛隊 US-1A 除籍されるらしく、岩国フレンドシップデーでの最後の飛行らしい。
US-A1の左側には、後継機のUS-2が並んでいる。 ヨットの事故で辛坊さんを救助したのもこのタイプである。
UP-3D 詳しくは知らないが電子戦訓練支援機らしい。
岩国フレンドシップデーはとにかく航空機の展示が多い。
さっさと回らないと午後の展示が始まってしまう。
海自のMCH-101だ。 こういうボテッとした機体は全てシコルスキーかと思っていたが、どうやら違うメーカーらしい。 今後は、映画などで見た時も気をつけて見てみようと思う。 今いる位置は、ツアーバスが停車している位置から一番遠い場所である。
帰りのことも考え、なるべく近い位置に移動する必要がある。
ということで、もと来た方向に戻ることにした。
移動のついでにアメリカンはフードでも買おうと思っていたが、全て超長い列の為断念。 自衛隊のコンビニに行ってみるも、ヤマザキショップの店内は、まるで虫かごにセミを詰め込んだような混み具合だったので断念。
幸いお腹も余り空いておらず、また水分も持っていたので、今回は諦めることにした。
午後の展示を見る為の場所を確保しようと歩いていると、他の地上展示も見たくなって来た。
今回の地上展示の目玉の一つであるF-35Bだ。 長方形はこの戦闘機の存在をしったのは、ダイハード4.0だ。
トラックからジャンプした、マクレーンが飛び乗るのがこの戦闘機である。
当時、VTOL戦闘機はハリアーしか知らなかったので、最初に映画で見たときは、驚いたものだった。
戦闘機は形式により名前が細かく違うので、長方形にはこいつの正式な番号は分からない。
ただ、ホーネットという名前がつくことは形から分かる。
そして、色々とニュースを騒がせるアイツ、オスプレイだ。 もちろん初めて見る。 自衛隊はまだ採用されていないので、米軍基地でないとなかなかお目にかかれない。
オスプレイの中を覗かせてくれるようだ。 やはり、米国としても親しみを持って欲しいのだろう。 立て看板にも人命救助で大活躍的な事を書いていた。 小さな機体なので、直ぐに順番も来るだろうと思い、結構な長さの列に並んだ。 しかし、小さい機体なので10分程で時間が回ってきた。 写真は撮り忘れたが、機内は想像以上に狭く、配線がむき出しであった。 例えば、旅客機では天井に化粧板がはられている。 しかし、軍用機にそんなものは不要であるので当然と言えば当然だ。 今度、ハリウッド映画で輸送機が出ている時に、他の輸送機の機内がどんな風になっているのか見てみようと思う。
展示を見ていると、ムササビスーツの降下を見そこねてしまった。
全ての展示を見るのであれば、ツアーではなく朝早くから自力で基地に向かった方が良いかもしれない。
オスプレイも見終わったので、とりあえずバスのりばになるべく近い位置に椅子を設置した。
すると、丁度ウイスキーパパの飛行が始まるとのことだった。