岩国フレンドシップデー2018に行ってきた その3
日時:2018年05月05日
場所:山口県岩国市 イベント名:岩国基地フレンドシップデー2018
12:20頃、滑走路になにやらバスが現れた。
なんでも、怪力男がバスを引っ張るそうだ。
バスはゆっくりと前進する。
人の合間をぬって、何とか怪力男を撮影。
12時30分頃、ゴールデンナイツのパラシュート降下が始まった。
撮影はどこからでもできるので、この間に少しウロウロしてみることにした。
写真:有料観覧席のひな壇。
こういうのが、何個も並んでいる。ひな壇のほうが確実に滑走路はよく見えるだろう。
ひな壇の影を利用して寝ている人や、何か食べている人など様々である。
次々とゴールデンナイツのパラシュートが降下してくる。
そして、みなピンポイントで着陸している。
さすがである。
写真:タキシングをするF-35Bライトニング2
13時ころ、F-35Bがアジア地域初の機動展示を行うため、タキシングを始めた。
今年はブルーインパルスがないので、岩国FSD2018の目玉であることは間違いない。
長方形としても、F-35Bを見るために今年は岩国に来たといっても過言ではない。
大きなお友達の大きな大砲がい設定にF-35Bのお尻を追いかける。
写真:アフターバーナーを吹かしながら離陸するF-35B
F35Bは、アフターバーナーを吹かし滑走路を盛大に加速し、ギュイーンと離陸していった。
音はF-16並みの超爆音である。
F-35Bに搭載されるエンジンは40000ポンド、およそ18トンの推力を発生することが可能だと、アナウンスで言っていた。
あっというまに、上昇していった。
F-16に比べるとずいぶんもっさりとしている。
もちろん、超最新の戦闘機なので、本領を発揮はしていないのだろ。
F-35Bは空中戦、つまりドッグファイトを想定していない戦闘機、つまり、見た目でわかる通り高いステルス技術で、敵に見つかる前にミサイルを打って倒すというタイプの戦闘機なのだ。
アナウンスでは「ハイスピードパース!!!!」と叫んでいるがF-16のデモのハイスピードパスに比べるとずいぶん遅く感じる。とはいっても、普通の旅客機などとはくらべものにならない速さなのは間違いない。
写真:ウエポンベイ
高いステルス性能を発揮するためには、兵装の内装化が重要である。
ラプターと同様にF-35Bもミサイルは露出しておらず、このウエポンエイに格納されている。
写真:ストーバルモード
機体各部のドアが開いた。いよいよアレだ。
戦闘機が変形するさまは、まさにトランスフォーマーだ。
会場でも、ちらほらと「トランスフォームしたぞ!!」とい声が聞こえた。
写真:ホバーリングモード
「F-35Bのホバーリングモードをご覧ください!」というアナウンスがながれた。
いよいよアレだ。
皆、この瞬間を待っていたのだとばかりに、カメラを向ける。
F-35Bは、速度を落としながら会場正面に近づいてくる。
長方形の興奮は、最高潮に達している。あとは、うまく撮影できるかどうかだ。
写真:ホバーリングへ
速度をどんどん落としながらも、かなり安定した状態で飛行している。
2017年の岩国で、少しだけハリアーのホバーリングを見たが、F-35Bはくらべものにならないほど安定している。
ハリアーのように手動でパワーを操るのではなく、ボタン操作で簡単にできるらしく、ハリアーのようにフラフラ高度が変わるということはない。
ずーっと同じ高度を維持している。
まるで、ホーバークラフトのようにスーッと横滑りしながら、機体がこちらを向く。
F-16の空全体から響くカミナリのような0轟音ではなく、超巨大なジェットエンジンで動く掃除機のようなイメージの爆音である。
ホバーリング中は、カメラで追うのはそうむつかしくないので、撮影もしやすい。
コックピットにはパイロットも見える。
F-35Bは空中静止の状態で、くりと回ったり、左に行ったり右にいったりとまるでUFOかと思うような動きである。
写真:横移動
3~4分ホバーリングしていただろうか。
F-35Bは、後部のエンジンの角度を若干変えると、ゆっくりと去っていった。
写真:単距離着陸
着陸すると、会場から拍手が起きた。
形はハリアーのほうが好きなのだが、最新鋭のライトニング2もようやく慣れてきたかなと思った。
去年は地上展示だけだったので、今年は飛行が見れてよかった。