岩国フレンドシップデー2018に行ってきた その2
日時:2018年05月05日
場所:山口県岩国市 イベント名:岩国基地フレンドシップデー2018
その1を書いてからほぼ1年ぶりの更新だが、岩国FSDの様子を紹介する。
午前10時ころ、岩国フレンドシップデー2018のオープニングが始まった。
登場したのは、ゴールデンナイツである。
ゴールデンナイツは、オスプレイからスカイダイビングをしてパラシュートを展開した。
アメリアの国旗がはためいた。
ここで、会場アナウンスで起立脱帽のアナウンスが入る。
有料観覧席の人は、ほとんど起立脱帽していた。
ここで、あの有名なアメリカ合衆国の国歌が流れる。
一気にアメリカ感がアップした。
着地したとたん、兵士たちがわっと出てきて、国旗をキャッチする。
そう、国旗は絶対に地面につけないのだ。
こんどは、日本の国旗が展開した。
もちろん、起立脱帽の上、日本の国歌君が代が流れる。
ここで、ちっとしたハプニングがあった。
アメリカの国歌は歌入りだったが、日本の国歌は歌なしだった。
運動会とかで歌なしの君が代は慣れているので、長方形は全く違和感がなかったのだが、
だれから気が付いたのだろうか。
いきなり、君が代がブチッと途切れてしまった。
すでに、国旗は着陸寸前だったが、歌入りの君が代が流れはじめた。
もちろん、今回も旗は落とさなかった。
さすがである。
そのあと、すでに着地しているが君が代は最後まで流れた。
そのあたりは、アメリカが国家や国旗を重要視しているのがわかる。
ハプニングはあったが、アメリカの対応は素晴らしかった。
オープニングも終わり、いよいよデモの開始である。
まずは、オスプレイが離陸していった。
アメリカ海兵隊 MV-22オスプレイ・レベルIIIデモである。
映画ザ・ロックの曲が流れるなか、オスプレイは滑走路に進入し、ローターの角度が上を向き始める。車輪も出される。
去年も思ったのだが、オスプレイはかなり静かである。
昔からあるUH-1のほうがよっぽどうるさい気がする。
オスプレイは目の前で、ホバリングを披露した。
空中で回転したり、左に行ったり、右にいったりとオスプレイの機動性を十分に堪能することができた。
さて、オスプレイのデモが終了すると、今度は、アメリカ太平洋空軍 F-16 飛行展示である。
聞きなれた音楽が流れ始めると、F-16はものすごい爆音を響かせながら、離陸していった。
空中からなる爆音である。
さすが、有料観覧席である。
上空の視界はさえぎるものはなく、戦闘機も頭上に近い場所をものすごい速さで通過して、そのまま上昇したかとおもうと宙返りをしてまた戻ってくる。
1100キロ以上のハイスピードパスは、今まで見た乗り物の中では一番早い。
しかも、F-16はその2倍の速度で飛行することができるとアナウンスで言っている。
あの、スピードの2倍なぞ想像もつかない。
F-16は、マッハ2を超えるF-16だが、低速での性能も抜群である。
今度は会場正面をゆっくり低速で通過。
低スペックなカメラにとっては非常にありがたい。
低速で通過し、そのままアフターバーナーを吹かしてほぼ垂直に上昇。
つまり、羽による揚力ではなく、もう、ほとんどエンジンのパワーだけで上昇している状態である。
F-16のあとは、航空自衛隊によるF-2の展示である。
F-2はF-16をベースに開発された日本の戦闘機である。
青い迷彩が美しい。
今回は、燃料タンクを2つもぶら下げての登場である。
F-2の展示は、もっさりとしている。
もちろん、旋回や高速での通過、あとはタッチアンドゴーを披露してくれるなど、見所も多いが
全体的に優等生というかアグレッシブさはF-16のデモのほうが上である。
機体もF-16と似ているから、すこし先ほどのF-16にくらべると見劣ってしまう。
F-2の展示飛行のあとは、陸上自衛隊によるラペリング降下である。
UH-1Jのバタバタとおなじみののローター音を響かせながらヘリがやってくる。
会場正面でホバリングに移行すると、ロープが下ろされ隊員たちが一気にラペリング降下する。
素早い動きに、会場から拍手がおきる。
UH-1Jは、急旋回して会場から去っていった。
登場から退場まで、結構あっという間であった。
さて、岩国フレンドシップデー2018午前の部はどんどん進んでいく。
今度はおなじみ、ウィスキー・パパの EXTRA 300Lによるアクロバットショーである。
最初は、エクストラとフェラーによるスピード対決から始まる。
明らかに飛行機のほうが早いのだが、フェラーリ滅茶苦茶早い早い。
ロケットみたいに地面スレスレを走行している。
有料観覧席でも前の人でなかなか見えないので、無料エリアの人は全く見えない人も多いのではないだろうか。
一応見えたので、やはりこれも有料観覧席の特権か。
なんでも見たがるマイマザーはひな壇に座ればよかったと後悔していた。
フェラーリとの対決が終わると、ウイスキーパパのターンである。
いつもの廓丹前(くるわたんぜん)をアレンジした和風の曲でアクロバットがスタート。
操縦するのは、内海 昌浩(うつみ まさひろ) ことマサ・ウツミである。
覚えやすい名前なので、マイマザーもウイスキーパパは去年も見たねと、覚えていた。
マイファーザーは、ちょうど去年の11月に、やわたはま産業まつりでウィスキーパパを見ているので、ファーザーも見たことがある機体だと、覚えていた。
滑走路に近いので、けっこう迫力がある。
だが、八幡浜のほうがもっと近かった。
岩国の空にハートが描かれる。
急上昇からの急降下。
目の背面飛行。
観客も、いつしかカメラの手をとめ、曲芸飛行に見入っている。
最後は左から進入し……
ラダーを目いっぱい踏み込んでナイフエッジで会場正面を通過。
もどってきて背面飛行。
このあと、エクストラは着陸し午前の部が終了した。
その3へつづく