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伊予環状鉄道レイアウト製作記03 【1・2・3番線相互運用を目指せ!】


レイアウトはどんどん進化します。

一番手前から1・2・3番まであります。

1番は時計回りに固定。2番・3番は反時計回りに固定して運用をスタートしました。 フィーダーも増設して現在4つのポイントで電源供給があります。これで、ダブルクロスの通電問題も解消です。 これで長方形は十分満足です。

しかし、マイファーザーは貪欲でした。

なんと「1番線がどこともつながってない。これじゃあ車庫に入れない」と言い出したのです。 普通ならどこかに片渡り線でも入れれば済む話しなのですが、当鉄道には問題点があります。 それは、先ほどでも触れた1番線は時計回りで2・3番線は反時計回りなのです。 パワーパック1台で、全ての路線を制御しているという事情と、また2台導入したとしても電気的に分かりやすくしたいという思惑もあります。ギャップを入れたとしてもポイントで乗り換えた瞬間で逆周りになるので、乗り換え出来ません。 それじゃあ、ポイントに差し掛かった時に、リバース線のようにパワーパックを後進に切り替えるという手もあります。 しかし、それでは2番線や3番線で走っている車両もいきなり逆転になってしまいます。 本当にルーキーの考える事は斬新です。 Nゲージと言えば、1路線に1パワーパック1編成が基本なのです。 長方形は「それじゃあDCC化でもするしかないね」といいますが、ルーキーなのでDCCという言葉すら知りません。 そして、DCC化するには予算も技術も相当必要です。 その為、どこかで、1番の時計回り状態から2・3番のどこかに、反時計回りで接続しなければならなくなったのです。 マイファーザー曰く「どこか高架の所にポイントで繋げばいい」と言い出しました。 流石鉄道模型ルーキーのマイファーザーは考えが違います。それは、ルーキーだからなせるワザなのです。 高架にするには、カトーの場合6段階なので、少なくともレールは7本必要になります。 このレイアウトのどこにそんなスペースが残っているのでしょうか。 実は、ありました。

写真赤線の部分です。 流石に6段階上げる訳にはいきませんので、工夫が必要です。 まず、高架線路は使えません。高架線路は、レールの下にかなり大きな幅があります。 これは勿体無い。なので、少し無理をしますが、あの赤線の空間に線路を追加してみる事にしました。

写真赤線の部分です。 流石に6段階上げる訳にはいきませんので、工夫が必要です。 まず、高架線路は使えません。高架線路は、レールの下にかなり大きな幅があります。 これは勿体無い。なので、少し無理をしますが、あの赤線の空間に線路を追加してみる事にしました。

写真を撮り忘れたので中途半端なものしかありませんでした。 このように、3番線の空間を狭めて無理やり線路通しました。(写真左側2つ目の線路) この1番から3番への分岐を1-3分岐線と名づけました。 そして、たまたま買っておいたY字ポイントを使い1番と3番がつながります。 このY字ポイントがメチャクチャ便利だと知りました。今まで6番ポイントしか持っていなかったので全く知らなかったのですが、この2番Y字ポイントはスプリングポイントになっており、2つに別れた線路のどちらから進入しても、止まることなく合流できるのです。 これが、6番であれば、切り替えミスになるといきなり止まってしまいます。

全景では、こんな風になっています。 さあ、あとは狭くした3番線を繋ぎ直して完成させるだけとなります。 ようやく、レイアウト完成か……。 と思われた矢先。 またマイファーザーが注文をつけてきました。 「これじゃあ、1番から3・2番には行けるようになったけど、車庫からどうやって1番に戻ればいいんだ」 そこは、流石に「逆転して戻ればいいじゃない」と説得します。 一応なんとか1・2・3番はつながっているのです。文句は言わせません。 ですが、マイファーザーは諦めません。 「全部の線をクルクル回れるレイアウトがいい」とせがみます。 つまり、回っている方向が違う路線を全て繋いで、車両を止めることなく動かすのです。 ご存知の通り、既に1-3分岐線にかなりのスペースを割いているので不可能に近い状態です。 実際に、行うとなると2・3番(反時計回り)のどちらかから分岐をして1番(時計回り)に接続する必要があります。 マイファーザーが出した案は「駅の手前に空間があるから、そこにポイントを入れて、高架で繋いだら?」との事です。 確かに、手前にはスペースがあります。ですが、そこに合流するとしても、どこかから3番線と1-3分岐線の上を飛び越えて外側に入る必要があります。そんなスペースはどこにもありません。 マイファーザーはこうも言います。「じゃあ、トラス橋の当たりたから分岐して、なんとか駅の手前に合流できないか」 それも不可能です。どちらにしても、更に高架にして、その分をまた下らないといけないのです。 マイファーザーは下りなので別に急な坂でも良いといいます。 長方形は考えました。 可能性としては、8の字路線である3番線です。3番線であれば、一部時計回りの区間があります。 そして、なおかつ1番線に接続出来る場所……。 探した所……。 見つかりました。

旦車両基地を廃止し、余暇になったポイントをゲット。高架部分(3番線)を長くして6番ポイントを入れました。 車両は右奥からきてポイントを直進して内側のカーブに入ります。 これで、3番線から1番線に戻る為の分岐ができました。 そして、右上に見えている1-3分岐線の合流部分をY字からひとまず6番ポイントに変えます。 (写真で言うと、赤い積み木の所にあるポイントです) これで、スプリングポイントとしては機能しませんので、手動での操作が必要になります。 まあ、後で4番ポイントに変えれば良いので、ひとまず6番にしました。

そして、3番から1番へ帰る為には当然下らなくてはいけません。 出来たレイアウトがこれです。超急勾配。 1-3分岐線の合流部分に使っていたY字ポイントを6番に変えたのは、合流に使うためだったのです。 名称を3-1分岐線と名づけました。

これが、レイアウト全景です。手持ちのポイントを全て使い果たしてしまったので、ヤードが消滅しました。 ヤードについては、今後復活させていく予定です。 後は、借り設置している高架部分をちゃんとした土台にしていく必要があります。 分岐線の勾配も、ちゃんとする必要があるので、作業は沢山あります。 そして、マイファーザーの思惑通り、全部の線路をポイント操作だけで行き来出来るようになりました。 また、これにより、たった約1畳のレイアウトにも関わらず、ポイントを無操作でも、ロングランが楽しめるようになりました。 1番→1-3分岐線→3番→ダブルクロス→2番→ダブルクロス→3番→3-1分岐線→1番での運行が出来ます。


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